機能品

ワサグリーン

日持ち向上剤 ワサグリーンとは

天然ワサビに含まれる辛味成分イソチオシアン酸アリル(別名アリルカラシ油)とヤシ殻活性炭を用いた抗菌、防カビ、鮮度保持に効果のある日持ち向上剤です。

天然ワサビに含まれるアリルカラシ油は、優れた抗菌性を発揮し、生鮮食料品や加工半生製品などの日持ち向上に適しています。
しかしこの成分は揮発性が高く如何に効果を持続させるかが問題でした。[高品質で安全性の高い抗菌成分が長時間持続できたら…]。

私たちは炭素系の素材を使うことにより安定した抗菌成分の発散と、驚くべき効果持続時間の延長に成功しました。
[ワサグリーン]一包(30mm×40mm)の有効時間はなんと10日間(10cm立方に一包を使用した場合)。
勿論、主成分のアリルカラシ油は食品添加物としても使われる安心な素材です。

特徴

1.天然ワサビに含まれる“アリルカラシ油”を使用。
2.魚介類、農産品、畜産品(鶏卵を含む)などの生鮮食品から、蒲鉾、塩干物などの加工食品まで、あらゆる食品を雑菌による汚染やカビの発生から守ります。
3.弁当・寿司類の細菌類による汚染に対しても有効に作用します。また、菓子、餅、パンなどのカビの発生防止にも顕著な効果を発揮します。
4.アリルカラシ油をヤシ殻活性炭に含浸させて、穏やかな発散機能を持たせ、優れた抗菌効果を持続します。
5.揮発性の高いアリルカラシ油のガスが包装容器内に広がり、ムラのない抗菌効果を発揮します。
6.分包の包装には耐油性、耐水性に優れた材料を使用していますので、食品と直接接触しても問題ありません。

抗菌力・効果

ワサグリーンの抗菌力試験結果例

試験菌ワサグリーンの有無生育集落数
3日後7日後10日後
サルモネラあり000
なし188169206
黄色ブドウ球菌あり000
なし223180211
腸炎ビブリオあり000
なし138282290
大腸菌(O-157:H7)あり000
なし186186214
青カビあり00
なし116114

※試験方法:上記各試験菌の菌液を塗布した寒天平板のふたにワサグリーン1個を貼りつけた後、ポリ容器に入れ密封し、細菌は35℃、カビは25℃で培養し、3日後(72時間後)、7日後(168時間後)、および10日後(240時間後)の生育集落を観測した。ふたにワサグリーンを貼りつけない試験平板についても、同様に試験した。[写真は、細菌については3日後、カビは7日後の状態です。]

※サルモネラ、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、青カビは抗菌力試験として、大腸菌(O-157:H7)は細菌の消長観察試験として実施したものです。また、各経過日数のものは、それぞれ個別に試験したもので、同一サンプルで連続試験をしたものではありません。

●試験依頼先     :財団法人 日本食品分析センター
●試験成績書発行年月日:平成9年9月24日、平成9年12月3日
●試験成績書発行番号 :第297080211号、第297100065号

ワサグリーンの効果

使用例

1.弁当類(仕出弁当・寿司 など)
2.麺類(そば など)
3.水産物(蒲鉾・水産珍味・佃煮 など)
4.菓子類(和洋菓子・パン・もち など)
5.農産物(果菜・葉菜・干し柿・きのこ など)
6.畜産物(鶏卵 など)

ご利用方法

1.ワサグリーンを包装内に入れるときは、雑菌の進入を防止するため、衛生手袋をご使用ください。
2.ワサグリーンは、必要な分だけ小出しにして使用し、室内で放置する時間はできるだけ少なくしてください。
3.ワサグリーンは、アリルカラシ油のガスが食品の周りによく行き渡るように包装内の空間に入れ、食品と包装材料とが密着しているところは避けてください。
4.使い残りが出た場合には、袋の口を2〜3回折り曲げ、袋クリップなどで止めて冷蔵庫で保管してください。
5.未開封のワサグリーンは、室内常温保管で1年間は効果を維持します。

ご使用上の注意

1.同じ食品でも包装材料の材質、包装形態、大きさ、保存希望期間によって適合するワサグリーンが異なってきますので、最終的には実際に使用される条件で実体テストをして効果をご確認ください。
2.食品によってはワサビの香移りがありますので、上記1.と合わせて実体テストでご確認ください。