不織布     織らない布 編み物でもなく紙・フィルムでもない

不織布とは

不織布とは文字通り「織ったり、編んだりしないシート」を指し、JISでは「繊維シート、ウェブ又はパットで繊維が一方向又はランダムに配向しており、交絡、及び/又は融着、及び/又は接着によって繊維間が結合されたもの。ただし、紙、織物、編物、タフト及び縮じゅう(絨)、フェルトを除く。」と定義されています。
簡単には「適度の長さの繊維が積層され、その繊維間を外力によって絡み合わせるか、熱若しくは接着剤で結合させたシート」を指します。 製紙メーカーが製造する湿式不織布(特殊紙)は「熱接着する繊維(バインダー繊維と呼ぶ)と通常の繊維が混合・積層され、熱で繊維間を結合させたシート」なのです。
一般的な不織布とは乾式法で生産される厚さ0.3mm〜80mm程度の「布の様に軟らかな風合いのシート」を指す。一方、抄紙機で生産される湿式法は数g/u〜30g/u程度の比較的薄い「紙の風合いのシート」です。
余談ですが不織布業界では坪量を“目付”と呼ぶのが通例です。

不織布の製造方法

製造工程はバラバラの繊維をシート状に加工する工程(ウェブ形成)と繊維間を結合させ強度を付与する工程(ウェブ結合)の2工程で、原料・機能・用途に応じてそれぞれを適宜組み合わせて製造する。 代表的な形成法、結合法は以下の様になります。

ウェブ形成法 乾式 湿式
カーディング エアレイド スパンボンド メルトブロー 抄紙
ウェブ結合法 接着剤法 熱接着法 突き刺し法 水流交絡法
ケミカルボンド サーマルボンド ニードルパンチ ステッチボンド スパンレース

不織布の規格

乾式・湿式の各種不織布を取り扱っております。ご使用のご用途に合わせてご提案させて頂きます。 お気軽にお問合せ下さい。

用途例

衣料分野 各芯地、肩パット、テープ、イベントジャンパー他
フィルター分野 エアフィルター、液体フィルター他
工業用資材分野 研磨材、絶縁テープ、電池セパレーター他
土木・建築分野 吸出し防止材、遮水材、ルーフィング、結露シート他
生活資材分野 収納・包装・カバー類、ティーバッグ、水切り用、ドリップ吸収他
医療分野 手術着、覆布セット、お産用パット、キャップ他
衛生分野 紙おむつ、生理用品、ガーゼ、ウェットティッシュ他